セラピストインタビュー of 日本カラーキューブセラピー協会公式サイト

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クライアントの心を引き出すのは、セラピスト。
セラピストの可能性を引き出すのが、私たちカラーキューブセラピー協会です。



卒業生のセラピストにインタビュー

プロ講座を受講した卒業生の皆さんに、それぞれのカラーキューブセラピーの生かし方と、その活動内容について、インタビューをしました。



蛇川さんインタビュー


心の中の宝物を
いっしょに
探していきたい

―知識がなくても始められるカラーキューブセラピー

 人生ではときに、小さな偶然をきっかけに、大きく歯車が回り出すことがある――。
 ずっと看護師として働いてきた蛇川真紀(へびかわまき)さんにとって、その小さな偶然とは、認定看護師の学校で知り合った友人に、立川さんを紹介してもらったことだったのかもしれない。
「それまで私は、セラピーを学んだことも、体験したこともありませんでした。そんな私が、友人の紹介という不思議な縁で先生とお会いし、長年かけてやっと形となったカラーキューブセラピーを、体験する機会をいただきました。
 先生がキューブを机に並べた瞬間、その美しさに強く惹かれたのを覚えています。面白そう! やってみたい! と感じた直感を信じて、プロ養成講座を受講することを決めたんです」

蛇川さんは見事、プロ講座に合格。それは2007年11月のこと。蛇川さんはセラピスト第一期生として、活動を始めることになった。

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 実際にセッションを始めるようになると、蛇川さんはますますカラーキューブセラピーの魅力に惹かれていった。
「みなさんが、キューブを通して聞こえてきた自分の心の声に耳を傾け、問題がどんどんクリアになっていく。そして、笑顔になって、明日からの人生を前向きに歩んでいこうと思ってくださる。なぜ、こんなにもみなさんを元気にするパワーがあるのだろう? その理由が知りたくて、どんどんカラーキューブセラピーの魅力にはまっていったんです」

―何かをすることではなく、ただそばにいること

 カラーキューブセラピーは、相談者といっしょに、その人の心の中にある答えを探す旅に出るようなもの。まさに、“宝探し”のようなものだと、蛇川さんは教えてくれた。そのときセラピストは、答えを出すようなことはしない。あくまでも相談者に寄り添い、その人を信頼し、相談者が自分の言葉で、自分自身の中にある宝物を見つけるお手伝いをしていく。

 セッションを続けていくうちに、蛇川さんはカラーキューブセラピーと、これまで手がけてきた看護の仕事との共通点を、強く意識するようになった。
 「私が看護師として担ってきた“緩和ケア”(終末期の患者さんの看護)で重視されていることは、『患者さんが歩んでこられた人生を大切にすること』、そして、『患者さんが大切にしてこられた日常生活を大切にすること』。これ自体が、カラーキューブセラピーが大切にしていることと共通していたんです。




 がんの診断や告知は、患者さんの価値観や人生観を大きく揺るがします。『どうして自分が……』と、生きている意味すら見いだせなくなる。そんなとき、私たち看護師や医師ができることは、“not doing but being”(何かをすることではなく、ただそばにいること)、それだけなのです。私たちは答えが患者さんの中にあることを知っているから、こちらから答えを出すことはしません。ただただその人を信頼し寄り添って、誠実に謙虚にその人の言葉に耳を傾ける。
こうした看護で大切にしていることが、カラーキューブセラピーにも共通していたことが、私がはまっていったもう一つの理由なのだと感じています」

―人生は、案外短いよ

 カラーキューブセラピーと出会い、4年が経とうとしていた2011年6月。蛇川さんは、ひとつの大きな決断をした。それは、長年勤めた看護師の仕事を辞めることだった。
「相談してくださった方の心の声に耳を傾け、やりたいことに向かって歩き出すお手伝いをしているうちに、私自身も気づかされることがたくさんありました。自分自身のやりたいことがだんだんと形として見えてきて、私も自分の足で立って、そのやりたいことに向かって正直に歩いていこう! と思うようになったのです」
 さらに、患者さんから投げかけられた言葉も、蛇川さんの背中を後押ししてくれた。
「『人生は、案外短いよ』って、ふとある患者さんが話してくれて。その言葉が、痛いほど胸に刺さりました。その言葉を聞いたとき、次に行動に移すのは自分の番だと思った。今、自分がやりたいことに力を注いでいかなくては、いつか後悔することになると思ったのです」

―受け取ったメッセージを、たくさんの人に伝えていきたい

 今、蛇川さんの胸の中には、やりたいことが明確に見えている。それは、病院で患者さんケアする看護師やソーシャルワーカーを、セッションを通じてサポートすることだ。
「看護師などの病院で働く人たちは、ハードな仕事のなかで、『自分は本当に役割を果たせているのだろうか?』、『これでいいのだろうか?』と、自分の心を追い込んでしまいがちです。そんな人たちを、心の面からサポートしていきたい。いつでも相談にかけ込めるような、病院の中の保健室のような場所ができたらいいなって思っているんです」

実際に2011年、蛇川さんの想いが通じ、ある病院で看護師やソーシャルワーカーを対象にしたセッションを行う機会があった。そのとき、セッションを終えると、みなさんの表情がイキイキと見違えるように変わっていたという。
「みなさんセッションを通して、自分の心の声を素直に聞くことができ、自分の中に答えがあることに気づいてくださいました。『これまでどおりでよかったんだ!』と多くの人が感じてくださり、私も本当にうれしかった!
 こんなふうに、私はこれまでセッションや患者さんと接するなかで、自分が受け取ってきたメッセージを、たくさんの人に伝えていきたい。そして多くの人が自分の足で立ち、自分のやりたいことに向かって素直に歩んでいくことができたら、きっと誰もが後悔のない人生を送ることができると思うんです。それが、これからの私の役割だと信じています」
 最後に蛇川さんは、4年前のあのとき、直感を信じてプロ養成講座を受けてよかったと、笑顔で話してくれた。
 「だってこうして、自分の心の中にあった“宝物”に、気づくことができたのだから。」

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実績:(詳細はこちら
学会 第34回日本死の臨床研究会, ポスター発表, 2010年11月6-7日, 盛岡
雑誌JJRD 日本死の臨床56, 2010年10月 Vol.33 No2.  



AKIさんインタビュー

自分が味わった感動を
たくさんの人に
伝えていきたい!

―私は、もう大丈夫! 強く生きていける

「カラーキューブセラピーに出会うまでの私は、自分には何ができるんだろうと迷ってばかりいた」と、山本あきさんは振り返る。
「きっと私には、もっと自分を活かせる何かがあるはず」と、普段の仕事を続けながら、アロマセラピーの資格をとってみたり、カラーセラピーに挑戦してみたり……。資格はたくさんとってみたものの、それを何ひとつ活かせないまま焦っていたという。
「そんなとき、たまたま友人が、『10色でできるセラピーがあるらしいよ。しかも、あきの好きな“和”を取り入れているらしい』と教えてくれて。それまで、私が学んでいたカラーセラピーは100色も必要だったので、本当にそんな10色でできるセラピーがあるんだ!? と、とても興味をひかれました。そこで早速、ファミリーエンカレッジャーコースに申し込んだのです」

 ファミリーエンカレッジャーコースとは、3時間でカラーキューブセラピーの基礎や概要が学べる入門コースのこと。受講すると身近な人へのセッションができるようになる。
山本さんは、このコースを受けたとき、これまで目の前にあったモヤモヤが、一気に晴れわたった気がしたという。山本さんは今でも、そのときの立川さんの言葉を胸に刻み込んでいる。
「『あなたは他の誰にもならなくていい』、『あなたの持って生まれた、美しい色をいかしてほしい』と、立川先生がおっしゃったとき、思わず涙があふれました。私はいつも誰かと自分を比べて、私なんかダメだって落ち込んでばかりいた。けれど、そんな必要なないんだ。ありのままの自分のままでいいんだって思うことができたのです」
 カラーキューブセラピーを学びにいったはずの講座で、山本さんはたくさんの癒しを受け取った。そして講座から帰るころには、山本さんの心の中に、こんな大きな変化が起きていた。
「私は、もう大丈夫! 強く生きていける」と。

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―心に心で応えていきたい。

 山本さんが、ファミリーエンカレッジャーコースを受講したのは2009年4月のこと。それから、山本さんは何かに突き動かされるように行動した。
その年の夏にはプロ講座に、秋には上級講座に合格。上級講座は、東京の講座が終了していたので、わざわざ大阪まで受けに行った。そして気がつけば、冬に福岡のヤフードームで開催された「癒しフェア」(癒しやヒーリング関連の商品やサービスが集う日本最大級の展示会)に、セラピストとして参加していた。






「私は、自分の人生が大きく変わったこの体験を、早く多くの人に伝えられるようになりたかった。でも、私のような経験の浅いセラピストが、癒しフェアに行かせてもらえるはずはないと、勝手に決めつけて諦めようとしていたんです。

そんなとき、ふと先生の言葉を思い出しました。『大切なのは経験や知識じゃなくて、気持ちひとつ、心ひとつなんだよ』と。だから、勇気を振り絞って、先生に自分の想いを話してみたんです。そしたら、先生は『いっしょに行こう!』とおっしゃってくれて。その先生のお気持ちに、今でもとても感謝しています」
 カラーキューブセラピーと出会うまで、山本さんの心の中には、どこか他人に対して、安心感や信頼感を持ってはいけないんだという、境界線のようなものがあった。
「でも、立川先生や先輩セラピストのみなさんは、私の心に対して心で応えてくれた。“心ひとつ”とは、こういうことなんだって、身をもって学びました。カラーキューブセラピーのすごいところは、相談してくださった方の心に、キューブを通して触れられるところ。大切なのは色の持つ意味とかではなくて、キューブを通して触れることができたその人の心なんだと。私も、その心に心で応えていきたいと、今は強く思っています」

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―自分の経験を、ギュッと濃縮して伝えていきたい

 癒しフェアでは、緊張も失敗もいっぱいしたが、その経験は山本さんを大きく成長させてくれた。今では山本さんは、これからセラピストを目ざす方を指導する、エバンジェリストとしても活躍している。
「私がカラーキューブセラピーと出会い、人生が大きく変わったこの講座を、教えられることがとてもうれしい! 私もカラーキューブセラピーと出会う前までは、いつも自分を否定して悩んでばかりいた。でも、『そんなに苦しまなくてもいいんだよ』、『あなたは、あなたの色のままでいいんだよ』と立川先生に教えていただき、すごく気持ちがすくわれた。今度は私が、そのメッセージを多くの人に伝えていく番だと思うのです」

 山本さんは、カラーキューブセラピーを通じて自分が感動したこと、経験したことを、余すところなくギュッと濃縮して、多くの人に伝えていきたいと考えている。自分の人生が大きく変わったこの経験が、かつての自分と同じように、悩みをかかえ苦しむ人の心をすくうと信じて。


峯岸さんインタビュー

この場所で、
笑顔になって
帰ってもらうために

―お客さんの気持ちに応えたくて

 あなたには、毎日でも通いたくなる、お気に入りの飲食店はありますか? お店を選ぶとき、料理がおいしいことはもちろん、価格やくつろげるお店の雰囲気なども大切。

 さいたま市北区にあるイタリア料理とワインのお店「トラットリア・ルーチェ」は、料理のおいしさや価格、お店の雰囲気はもちろん、店主の人柄にひかれて、常連になるお客さんがあとを絶たない。その店主のお名前は、峯岸泰博さん。私たちがインタビューに訪れたときも、「ご飯まだでしょう? お話はあとで、あとで!」と、パスタをはじめ、自家製ケーキやハーブティまで、次々と運んできてくれた。こんな世話好きなところにひかれて、きっと常連さんが増えているのだろうと感じた。

 そんな峯岸さんが、カラーキューブセラピーに興味を持ったのは、普段から、お客さんの相談にのる機会が多かったからだという。
「イタリアンレストランのようなお店では珍しいかもしれませんが、お客さんから相談を受けることが多くて。そんなとき、カラーキューブセラピーの資格があれば、もっと的確なアドバイスができるのではと思ったのです」
 そこで、峯岸さんはプロ養成講座を受講。実技試験にも無事に合格し、認定セラピストとして活動を始めた。

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―誰かの役に立ちたいという想いを胸に

 実際に、お客さんに相談を受けたとき、カラーキューブセラピーを体験してもらうと、その効果はてきめんだった。
「私が、的確なアドバイスができるようなったというよりも、お客さん自身が自分の心の中にある声に気づき、自分で解決のヒントを見つけていくことができる。そこが、カラーキューブセラピーのすごいところだと思います。しかも、前向きなお客さんの笑顔を見ていると、私までも頑張ろう! と思えてくる。そんないい循環がこの場所で生まれています」

 お店によく通ってくれているボクシング元日本スーパーライト級チャンピョンの小野寺洋介さんも、峯岸さんのセッションを受けている一人だ。小野寺さんは言う。




「キューブの色について、ただ感じたイメージを言葉にしているだけなのに、それが自分の心の中にある問題につながっている。そこが面白いですね。気づくと自分の抱えていた問題がすごくすっきりしていて、頑張ろうって前向きになれる。だから、今でもときどき、峯岸さんにセッションをお願いしています」
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 練習で壁にぶつかったとき、試合が近づき不安に襲われたとき、峯岸さんのカラーキューブセラピーが、何度も小野寺さんの心を支えてくれたことだろう。

 じつは、小野寺さんの故郷は、宮城県気仙沼市。これまでにも何度もボランティアとして気仙沼に通っていた小野寺さんは、2011年6月に峯岸さん、立川さんといっしょに気仙沼を訪れ、パスタ約200食の炊き出しを行った。
「僕は気仙沼のみなさんに、たくさん応援していただきました。だから、何か恩返しがしたい。これからもずっと、いろいろな形で支援を続けていきたいと思っています」(小野寺さん)
「私もできる限り、小野寺さんの活動を応援していきたいと考えています」(峯岸さん)


 最後に、峯岸さんにこれからカラーキューブセラピーを始めようという方へ、一言アドバイスをいただいた。
「困っている人、悩んでいる人の役に立ちたいという気持ちさえあれば、誰でもセラピストとして活動していくことができます。大切なのは、相談してくださった方を思いやり、信じる気持ちを持つこと。セッションを通じて、その方が元気になって帰ってくれたら、これほど嬉しいことはありません。
それは、料理も同じこと。私は、これからもこの場所で、心のこもった料理とカラーキューブセラピーを、みなさんにお届けしていきたいと思っています」


M4.jpg<峯岸さんのお店>
Trattoria LUCE トラットリア・ルーチェ
住所:埼玉県さいたま市北区日進町2-1087-4
TEL:048-651-672
営業時間:11:30~14:30(lunch)、18:00~21:00(dinner)
定休日:火曜日
ULR: http://r.gnavi.co.jp/a930300/お店HPへ