たくさんの歴史とその命の上にわたしたちの平和があること。 そしてその平和をこれからもずっと私たちが紡いでいくこと。 そしてその命たちの礎のもとに、私たちの命が築かれていること。 だからこそ、その命の一瞬一瞬を、大切に生きること。 それらの思いをしたためた、折り鶴を慰霊塔に奉納させていただきました。 国は関係なく、先の大戦で亡くなられた方すべてに対して。
そしてその亡くなられた命の背景にあるご両親、祖父母、 そのご先祖様のみえない方々、命のバトンに対して、そのすべてに。 ・・・そんな思いで、日本・世界を問わず、奉納をしつづけています。
時間を忘れるくらいに、長いあいだ、ずっと手をあわせていました。 祈りって、ほんとうに祈り始めると無になってしまいます。
青い海と青い空、そしてその風といっこになった気持ちで 手を合わせて、ただそこに居ました。
すると、ローカルのテレビ取材が、私たちの折り鶴と慰霊塔をズームで 撮っていました。
いつのまにか、日本人のひとたちがあとから集まってきては手をあわせたりと。
きっと、どんなひとも今この場所で感じていることは ひとつなんだろうなってそう思いました。
この慰霊塔を占拠してしまっていたので、 邪魔にならないように、こっそりと慰霊塔を後にしました。
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